鉄道発達の歴史【日本編】

~初めての蒸気機関車は?~

そもそも、蒸気機関車が世界ではじめて発明されたのもイギリスなわけですが、日本でも明治の初期は、もっぱらイギリス製車両が輸入されていました。

~明治・・・最初の機関車は大英帝国製~

1872(明治5)年、日本で最初に品川~横浜間を走った機関車は、イギリス製だった。前輪1輪・動輪2輪のこの1号機関車は、1909(明治42)年に行なわれた機関車の型式番号整理により150形と命名され、今も東京・神田の交通博物館に展示されています。
そんななか、1880年(明治13)年に鉄道が開通した北海道ではアメリカ製車両を輸入した。西部劇に出てきそうな外見で、「義経号」「弁慶号」などと名づけられ、のちに7100形とされたものがそれです。
1890年代には、鉄道省神戸工場ではじめての国産機関車860形が完成するが、国産機関車の本格的な普及は大正時代となる。また日本最初の電車は、1890(明治23)年5月、東京・上野の内国勧業博覧会で公開されたアメリカ製の車両、最初の実用路線は1895(明治28)年2月に開業した京都電気鉄道の路面電車でした。

~大正、昭和・・・動力多様化とSLの発展~

1912(明治45)年5月には、信越線の横川~軽井沢間に、最初の電気機関車の10000形が登場する。のちにEC40形と呼ばれたこのドイツ製車両は、急勾配でも滑らないよう歯車式の車輪をラックレールにからませる「アプト式」。同区間のトンネル内で、蒸気機関車の煤煙による機関士の窒息というアクシデントもあり、導入されました。
翌1913(大正2)年には国産蒸気機関車のロングセラーとなった9600形が登場、770両が生産され、戦後まで長く使われました。
さらに1919(大正8)年には、鉄道省大宮工場で国産電気機関車10020形(のちのED40形)が完成。昭和に入り1929(昭和4)年にはドイツ製ディーゼル機関車DC11形が輸入され、同年にはキハニ5000形ガソリン気動車も登場します。
しかし主役はまだまだSLだった。 1935 (昭和10)年にはC55形が誕生、この車両の20~40号機は、当時流行の最先端の、流線型カバーをつけていたことで知られています。
そして翌1936(昭和11)年には、デコイチことD51形機関車が登場、1945年までに1115両が生産される名車となりました。

~戦後・・・SLの頂点と電車の発展~

戦後の1948年には、D52形から発展したC62形機関車が現れます。動輪直径1750mmのこの大型SLは、1954年12月のテスト走行で時速129kmを達成、1067mm軌道では、蒸気機関車として世界最高速度となりました。
電車に目を転じると、1950年には中・長距離電車の元祖となるモハ80系が東京~沼津間に登場。従来の列車がチョコレート色車両ばかりだったなかで、その後「湘南色」と通称された緑とオレンジの斬新なカラーリングを採用しました。
しかし戦後の鉄道事情の混乱は、大きな事故をひきおこします。 1951年、物資不足の戦時下に簡素な構造で大量輸送をねらって誕生したモハ63形が、横浜の桜木町で大規模な車両火災事故を起こしました。そしてこの事故が、戦後の車両改良の契機となります。

~21世紀・・・さらなる進歩に向かって~

1958年、最初の電車特急「こだま」が東京~大阪・神戸間に登場します。その前年にはモハ90系、後の101系通勤電車も登場、1963年にはこれが発展した103系電車が作られ、現在の電車の形式を確立しました、この103系は、3000両以上も生産され国民的電車となりました。
そして1964年10月、1435mm軌道を採用した東海道新幹線が開通。最高速度時速210km、東京~大阪間を4時間で駆け抜ける、夢の超特急の誕生です。
1992年には、最高速度時速270kmの300系新幹線で編成された「のぞみ」が登場、さらに1997年には、最高速度時速300kmの500系庁誕生しました。
日本にはじめて鉄道が登場してから約130年、21世紀になった今日も、さらなる列車の進歩は続いています。

~インフォメーション~


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