車両記号は電車・新幹線・機関車・車種で全然違う!

~車両に書いてある「サハ」「クモハ」とは?~

「サハ」「クモハ」などというカタカナ数文字のJR車両の型式名は、どんな意味でしょうか?記号の最初は、車両の性能記号。運転台のある制御車(駆動車)ならク、モーターのある電動車ならモ、運転台とモーターが両方ある制御電動車ならクモ、それらがなにもない車両ならサとなります。

~「クハ205」のクハってどんな意味???~

用途記号ですが、かつて一等車、二等車、三等車があった時代はそれぞれがイ、ロ、ハと呼ばれたのをひきついで、現在の普通車はハ、グリーン車はロだが、イに該当する車両はありません。
さらに食堂車がシ、寝台車が「寝る」でネ、郵便車がユ、荷物車がニ、緩急車が「ブレーキ」でフ、展望車がテ、事業車が「役所」でヤ、救援車が「援」で工、配給車が「配る」の「る」でル、暖房車は「温い」でヌ、となっている。
たとえば東京・山手線で先頭の車両に乗ると、「東ヤテ」「クハ205」と書かれているはずです。この場合「東ヤテ」とは、JR東日本東京支社東京総合車両センター(旧山手電車区)の略、クは運転台のある車両、ハは普通車であることを示します。
では、205という数字にはどんな意味があるんでしょうか?これは、頭の百の位は電気方式を表していて、直流が1~3、交直流が4~6、交流が7と8、試作車が9となっています。十の位は、通勤型がO、近郊型が1と2、急行型が5~7(JRになってからは、一部の特急型にも使われています)、特急型が8、試作車が9をそれぞれ表します。さらに一の位は設計順序を示し、基本的に奇数です。
バリエーションモデルは一つ下の偶数となります。よって「205系」というのは直流式通勤電車となります。ただし、JR四国が分割民営化後に導入した新型車両については、この分類にあてはまりません。

~客車、貨車の分類記号~

今日では夜行列車や地方の観光列車以外で目にすることは少ないですが、客車の場合は頭に重量(自重)サイズを表す記号がつきます。 22.5t未満がコ、27.5t未満がホ、32.5t未満がナ、37.5t未満がオ、42.5t未満がス、47.5t未満がマ、それ以上はカとなります。また、2~3文字目の記号は、用途記号です。
さらに貨車の場合は、頭の記号が用途記号(たとえば「コ」はコンテナ車です)を示し、2文字目が最大積載量を表しています。

~数字だけですっきりの新幹線~

いっぽう、新幹線の場合はカタカナの記号はなく、3桁の数字だけで表記されます。それぞれ百の位は系列、十の位は用途(1はグリーン車、2は普通車、3は食堂車、4は2階建てグリーン車、5~7は2階建て車両)、一の位は種類(1はパンタグラフなし制御電動車、2はパンタグラフあり制御電動車、3と4は制御車、5はパンタグラフなし中間電動車、6と7はパンタグラフあり中間電動車、8と9は付随車)となります。たとえば、「521-3」なら、500系・普通車・パンタグラフなし制御電動車ということになるわけです。

~機関車の記号は動輪の数~

次に、機関車の車両記号を確認しておきましょう。はじめのアルファベットは動力を示すもので、「D」はディーゼル機関車、「E」は電気機関車である。ただし、蒸気機関車を表すアルファベットはありません。
2文字目は動輪の数を意味します。Bが2、Cが3、Dが4、Eが5となります。動輪が多いほど、大型で高出力なものが多いです。
続く数字は形式を表し、電気機関車では速度と直流か交流かを表します。最高速度85km未満の機関車では、直流方式のものは10~29、交流方式なら30~39、交直流方式なら40~49が割り当てられます。最高速度85km以上でも同様に、50~69、70~79、80~89と割りふられ、ディーゼル機関車の場合は最高時速85km以下が10~49、それ以上が50~89、いずれも試作機関車は90~99となります。「EF65形」なら、電気機関車、動輪6輪、直流式で最高速度85km以上というわけです。ちなみに、JR貨物が開発したものは、3桁の数字となっています。

~インフォメーション~


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